有言実行は不言実行のもじった造語である
『有言実行』という言葉は非常に有名です。
有言実行
一度口に出して言ったことは必ず実行すること。
一度口に出して言ったことは必ず実行すること。
しかし、この言葉、本来の日本語ではないという事をご存知ですか?
この有言実行という言葉は『不言実行』という四字熟語がもじられた言葉なのです。
不言実行
あれこれ言わず、善いと信ずるところを黙って実行すること。
あれこれ言わず、善いと信ずるところを黙って実行すること。
筆者自身、不言実行のもじりとは知っていましたが、そんなに詳しくは知らなかったので、今回色々と調べてみました。
目次
有言実行は広辞苑には載っていない?
調べていると、『有言実行は、広辞苑には載っていない』という情報が。
本当なのか?と疑問に思い、ネットの広辞苑無料検索で検索してみると…?
いや、出てくるやないかい。
と、思いましたが、
一応、文の最初に(「不言実行」をもじって作られた語)と記載がありました。
もっと詳しく調べてみると、どうやら少し前の広辞苑には載っていなかったようですね。
勿論、『不言実行』の方が先に出来た言葉です。
有言実行は本来の言葉ではない
先述した通り、有言実行は本来の言葉ではありません。
しかし、最近は『不言実行』よりも『有言実行』の方が良く聞くイメージです。
どうやら、昔の日本では『何も言わずに、黙々と実行する』事が美徳という風潮があったみたいですね。
日本人らしいと言えば、日本人らしいが…
最近では、『自分をアピールするために言葉にする』事が、大切になってきています。
確かに、不言実行だと、何も言わずにやっている訳ですから、周りからしたら何をしているのか分かりませんよね。
その点、有言実行だと、周りに宣言をするので、何をしているのかも分かりやすく、結果が出た時も、周りからの評価が高いでしょう。
また、宣言をすることで、周りから見られているという気持ちになり、自分を追い込むこともできます。
不言実行を推す人の意見としては、『有言実行で言葉にしないと、行動できない人の意志は弱い』等という考えもありました。
有言実行がいいのか、不言実行がいいのかは決めることは出来ませんが、どちらも大切な事なのではないかと私は思います。
私は、最終目標は『有言実行』し、詳しい活動内容に関しては『不言実行』でやってやろうと思います。
やること全部、全部やって、してないって顔してやります。
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